岸辺のふたり―Father and Daughter



岸辺のふたり―Father and Daughter
岸辺のふたり―Father and Daughter

商品カテゴリ:アート,建築,デザイン
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自転車に乗って、干潟へやって来た父と娘。「それじゃな」「……うん」。たったそれだけの短いやりとりの後、父は水平線にむかってボートを漕ぎ出し、去ってゆく。「父は/帰ってこなかった」。時は過ぎ、少女は恋をして、母になり、「あらゆる歓び」を得て、やがて老いを迎える。だが、いくつ年を重ねても父への想いは消えなかった…。

父をいつまでも想い続ける娘のひたむきな姿が、美しい。そして、想いを抱えながら「かけがえのない人」に出会い、自分の人生をしっかりと歩いていくその姿もまた、生きる力にあふれていて、美しい。

本書は、2001年アメリカアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞したオランダの作品を、監督自身の手によって絵本化したもの。さまざまな濃淡の茶色をつかって、岸辺の風景が描かれていく。人や木、自転車から長く伸びる影と、白っぽい光のコントラストが鮮やかだ。訳者は、『たいせつなこと』のうちだややこ。静かで、過不足のない日本語が作品世界と見事に溶け合っている。(門倉紫麻)



せつない名著。

DVDがあることをタウン誌で知って心ひかれ、書店で本を見つけて購入しました。本だけでも、イメージは充分に伝わりました。父と娘が岸辺で別れてしまった後の人生のどうしようもない寂寥感。昔の名画で、「シベールの日曜日」という作品に子供の頃出会ってしまった時と同じような衝撃でした。この作者は、幼年時代、誰か大切な人との別れを体験しているのでしょうか?心の傷が静かな悲鳴をあげ続けているような辛い切ない感じを、これまで、どの小説からも感じたことはありませんでした。これだけの字数で全て描ききっている所は、やはり素晴らしいと感じました。別れは死のようでもあり、彼岸の淵に消えていってしまったかのような父親の姿。それでもずっと少女の心にその影は生き続けているなんて辛すぎて、胸が締め付けられそうです。イラストに出てくる黒い長い影が、より一層黄昏れた感じを出していて、素晴らしい。星の王子さまにも匹敵するような名著かも。寂しいって素敵なことだと言っている人がいたような気がしますが、そういう感じもしました。
「想いを抱き、待つ」ということ


僅か8分間のアニメーションを基にした絵本である。
一切の虚飾を排した、素っ気無いくらいのシンプルなページ。
しかしそれは限界まで考え尽くし、削ぎ落とされた
豊穣な時間を内包した一ページ一ページなのだ。
じわじわと伝わってくる人生の根幹は
シンプルで、そして単純に美しい。

無駄かもしれないけれど、一生掛かって
「想いを抱き、待つ」ということ。
その想いが昇華される「生の奇跡」に
涙しない読者は居ないだろう。
ぎゅっときました!

幼い娘を置いて、岸辺からボートに乗って行ってしまったまま戻ることはなかった父。 遠い日の父の面影を求めて、娘は父と最後に別れた場所である岸辺を訪れ続ける。

少女から大人へ、そこはまた彼女の成長を記す場所でもあった。 繰り返される四季。移り変わる自然。 それでも変わらず、娘は岸辺に立ち止まり、父を想う。 そうして時は過ぎ、そのひたむきな強い想いはある奇跡を起こす__ 。

胸にぎゅっと来ました。
こんな少ないページと言葉で、シンプルで、なぜこんな心にくるんだろうか?人生、想い、絆が、心にぎゅっと来ます。
緩やかなのに淡々と流れる時間が、残酷で、切なくて。それでも、待ち続ける姿は切なくもあり、希望でもあり。。

静かで素敵な物語。
やっと見ました。

ずっと気になっていたのですがやっと見ました。
ヴィレッジヴァンガードで平積みになっていたので
「もう買おう!」て。感想はもっと早く買っておけばよかった、
と悔やみました。なんでほっておいたのでしょう。もう
むねがいっぱいで涙がこぼれそうになった。
映画にもなるそうで楽しみです。
一生大切にしたい

最初DVDで知っていたんですけど、たまたま本屋で見つけて買ってしまいました。もう、運命。あそこで何だか分からないけど買ってよかった。すぐにDVDも買おうと思ったんですけど、新宿テアトル(南口の方?)
で映画としてやるそうなので、それを見てから買おうかなと思います。せっかくだから最初に見る動画は大きい画面がいいですな。もう楽しみでたまりません。



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