考えさせられた
サンタクロースはマレビトか?ナマハゲは歓待すべき鬼であると同時に排除されるべき鬼であり、特定の日に実施するというように儀礼化することによって、鬼を共同体の統治下に置いた。とんどや亥の子祭に子どもが登場する理由。
鬼を巡る、五来重氏と小松和彦氏の世代的な視点の対立。そんなことを想起しながら、読みました。
一国民俗学を乗り越えるヒントが構造主義にはあるなと考えるヒントになりました。
こういう本のつくりも どうかと思うが
クリスマスということでなく 冬至と 読み替えて 考察をめぐらすと 日本の宗教や 民俗に 新しい眼をもって 接することができます。
そんな本です
サンタクロースの神話分析
中沢新一先生が心から尊敬するクロード・レヴィ=ストロースさんの論文『火あぶりにされたサンタクロース』と、中沢先生の『幸福の贈与』の2編が収録。目的は、「クリスマスの基本構造」を明らかにすることです。110Pほどしかないごく短い小冊子で、かつ完結しています。読みやすく、レヴィ=ストロースや中沢新一の入門編として、丁度いいのでは。もともとキリストは夏に生まれた説が有力なのです。だが、当時異教の地西ヨーロッパを布教していたローマ教会のメンバーたちは、真冬の冬至を挟んだ期間をキリストの降誕祭と捏造しました。 しかしながら「なぜわざわざ真冬にキリストの降誕祭をしなければならなかったのか?」。 そして、マーシャルプランにより復興を遂げつつあった1951年12/24フランスのディジョン大聖堂で、サンラクロースの人形が吊るされ、教区の子供たちの目の前で、焼かれました。なぜ、サンタクロースは焼かれなければならなかったのか?。 身近な生活世界の話題から、人類普遍の基盤まで思考をたどろうとする中沢さんの「ものごとの繋がりや連鎖」を見抜く視線はとてもエキサイティング。そういえば、彼の授業で「仏教とキリスト教は、アレクサンダー大王の東方遠征によるギリシャの哲学者と仏教哲学者の論争によって、実は深い影響を受けあっている」というものがありました。そのころから、「目には見えにくい」つながりを、明らかにしようとする姿勢が強かったみたいですね。
素顔のサンタクロース
流石フランス人、と思わせる興味深いサンタクロース論。 それに、膝をポンと叩いてしまうような、贈与論をベースとした中沢新一の鋭い論説。 純粋贈与を伴った儀式を通じて、初めて、大人と子供の交流が図られる。 世の中のサンタクロース的なものに何か疑問を感じたら、きっとこの2つの論文はあなたを虜にしてしまうことでしょう。
せりか書房
神話と意味 (みすずライブラリー) レヴィ=ストロース講義 (平凡社ライブラリー) 悲しき熱帯〈1〉 (中公クラシックス) みる きく よむ 野生の思考
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